1960年チリ地震 M9.5:観測史上最大の超巨大地震と地球一周津波の歴史

1. 人類史上最大の超巨大地震 M9.5

1960年5月22日午後3時11分、南米チリ中南部のバルディビア沖で発生した超巨大地震は、モーメントマグニチュードM9.5を記録しました。これは現代の地震計で観測された地震の中で地球史上最大のエネルギー規模です。長さ約1,000km、幅約200kmに及ぶナスカプレートと南米プレートの境界面が一気に数十メートル滑り破壊しました。

2. 太平洋を横断し22時間後に日本を襲った津波

この地震によって発生した巨大津波は、時速約700〜800km(ジェット機並みの速さ)で太平洋を横断し、約17,000km離れた日本列島の太平洋沿岸(岩手県三陸海岸や宮城県等)へ約22時間後に到達しました。日本国内でも最大6m以上の津波が押し寄せ、142名の尊い命が失われました。この惨事を契機に、地球の裏側の地震を警戒する「遠地津波警報システム」が世界で構築されました。

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